丁寧なカウンセリング
丁寧なカウンセリング

矯正治療で良い結果を得るには、患者さんと歯科医師、双方の協力が必要です。歯科医師が良いと思ってお勧めしても、患者さんに正しく治療に向き合っていただけなければ、通常以上の時間がかかったり、きれいに治療できないことがあります。
ですので、治療を開始する以前に、患者さんや患者さんのご家族に治療内容についてご納得いただくことが重要と考えます。ご納得いただけるまで、しっかり時間をかけてお話しますので、不安な点や疑問など、どんな小さなことでもお気軽にお尋ねください。
本人はもちろん、ご家族で納得!わかりやすい治療説明

ご家族で診断・カウンセリングを聞くことができます
診断結果やカウンセリングをご家族揃って聞いていただけるよう、カウンセリングスペースには広めのスペースとベンチをご用意しています。
症例写真で治療のイメージを提示します
カウンセリングでは、患者さんの症例に似ている症例の治療前・途中・治療後のお写真をご用意し、お見せしています。「どのように治すのか」が分かりやすく、治療途中や治療後のイメージが湧きやすいようです。

その場で決断する必要はありません
矯正治療は、一般的な歯科治療と比べて費用と期間のかかる治療です。ですのでカウンセリング後には、ご自宅でゆっくりご検討いただけるよう、現在のお口の状況、治療方法、治療装置、期間、費用の試算などの資料をお渡ししています。ご家族皆さんで、じっくりご検討ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。 その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。