診療方針
あなたの人生を変えてくれるかもしれない矯正治療

当院が理念として掲げているのはHealth(健康)、Beauty(美しさ)、Happiness(幸せ)。私たちは歯の矯正治療を通して、これらを皆さんに提供していきたいと考えています。
Health(健康)のために
当院の一番大切にしているコンセプトは健康の向上です。歯の咬み合わせの良し悪しは、運動機能、呼吸機能、睡眠、発話・発語など、さまざまな点に影響し、ひいては全身の健康面まで左右します。特に、成長期のお子さんは受ける影響が多大ですので、乳歯期の治療(第1期治療)がとても重要です。
●良い咬み合わせとは?
「歯並びがきれい・歯並びが悪い」という見た目の問題だけでなく、すべての歯がきちんと咬み合い、食べ物がしっかり噛めてこそ「良い歯並び」といえます。つまり、上下の歯に歯車が咬み合うような関係がきちんと成立し、前歯や臼歯がそれぞれの機能を果たすことができる状態です。

Beauty(美しさ)のために
矯正治療は、単に歯並びの美しさだけでなく、顔立ち自体を美しく整えることに繋がります。顎の骨が柔らかいお子さんの場合は特に、顎の成長自体をコントロールすることで顔のバランスを整え、抜歯することなく、すべての歯がきれいに並ぶ美しい歯並びを作れる可能性が高まります。もちろん成人の方でも、より良いスマイルを得ることができます。
さらに当院では、外科矯正も選択肢に入れた治療が行えます。大人になってからの矯正や、治療が難しいと思われるケースでも、美しい顔立ちを手に入れることが可能ですので、諦めずに、まずはご相談にお越しください。
Happiness(幸せ)のために
治療によって美しい歯並びが実現すると、コンプレックスから開放されるためか、明るく前向きな性格になられる患者さんが多く見受けられます。また、中には小児喘息の症状が軽くなるケースも。矯正によって「健康」と「美しさ」を手に入れることは、「幸せ」も手に入れることに繋がるのです。
矯正治療成功の秘訣

治療をスムーズに進め、より良い結果を得るには、いくつかの秘訣があります。次のことを守って、より早く、より効果的な治療を実現させるよう、一緒に頑張りましょう。
食べたら必ず歯を磨く
毎食後きれいに歯を磨ける人は、治療中に虫歯や歯ぐきの病気にかかるリスクに陥りにくいため、治療の効果が期待できます。当院ではしっかりブラッシング指導を行い、歯科医師、歯科衛生士による定期的なブラッシングを行います。
装置を正しく使う
ヘッドギアー、プレート、ゴム輪などの装置は取り外しが可能ですが、外している時間が長ければ長いほど治療の効果が得られない時間も比例します。きちんと装着して使えば使うほど歯は動き、顎の成長も調整できます。
定期的な通院
通院予定の日時に通院していただけないと、歯の動きや顎の成長の調整が上手くいかず、治療が遅れてしまいます。予定していた通院日時の都合が悪くなった場合は、早めにご連絡ください。次の予定を立て、治療を継続していきましょう。

矯正装置を外す時期が来ても油断はNG
矯正装置が外れても、それで終了ではありません。装置を外したまま放置すると、歯は元の位置に戻ろうとして動いてしまいます。これを「後戻り」といいます。後戻りを防ぐためには、歯が正しい位置に定着するまでの間、保定装置(リテーナー)を装着します。
保定装置が必要な期間は3~5年です。やっと矯正装置が外れて、長い治療が終わったのに…と思うかもしれませんが、それまでの努力を無駄にしないためにも、最後まで頑張りましょう。
当院は矯正治療後なるべく後戻りする事のないよう、責任をもって保定装置のチェックをします。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。 その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。