歯が生えてこない
あなたの歯並びはどれ?
歯の生えてこない患者さんの治療法
歯が生えてこない原因を除去し、その後萌出を経過観察。自然な萌出力がない場合は埋伏している歯に装置をつけて牽引を行うことがあります。
症例前歯が生えてこない症例(女性 9歳)
治療前 9歳
主訴:前歯が1本生えてこない
症状:上顎左側中切歯埋伏症例
初診時年齢:9歳11か月
治療期間:口腔外科で開窓後リンガルアーチで6か月牽引。その後、マルチブラケット装置(上顎前歯部と両側第一大臼歯のみ)に変更し7か月牽引。
治療費:1期治療費 30万円+毎回の調節料(税別)
副作用とリスク:生えてこない歯(埋伏歯)を牽引する場合、埋伏歯に装置を装着するために歯肉を切開することがあります。その歯を配列した際に歯肉退縮をする場合があります。
※ガタガタの量や前歯の突出量が多い場合など、1期治療後に2期治療が必要となることがあります。
2期治療では個々の永久歯をマルチブラケット装置にて排列します。
その際、2期治療費 30万円+毎回の調節料(税別)が掛かる可能性があります。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。 その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
症例前歯が自然と生えてこない症例(女性 9歳)
治療前
レントゲンでは上顎左側中切歯が埋伏しています。自然と萌出することができず、位置変化も認められません。
口腔内写真では一見左上の前歯が存在するように見られますが、上顎左側中切歯(前から1番目の歯)は歯のないスペースを埋めるためにセットされていた人工歯です。
牽引開始
まず口腔外科で開窓し、埋伏していた歯にリンガルボタンという器具を装着します。その後、上顎舌側(内側)にリンガルアーチをセットしてそこからアームを伸ばし、アームとリンガルボタンをゴムで結び6か月間下方に牽引しました。人工歯は撤去しました。
牽引6か月後、装置をブラケットへ変更
ブラケットを部分的(上顎前歯部と両側第一大臼歯)に装着し、そこから埋伏していた歯を7か月牽引。
牽引後
良好に配列できました。今回装着されていた人工歯は一時的なものでいずれ脱落し、装着しても咬合力は得られません。埋伏歯を開窓・牽引することでしっかり前歯で咬合できる状態を獲得ました。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せるとや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。